NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン2 第4節
2026年1月17日(土)12:00 ウェーブスタジアム刈谷 (愛知県)
豊田自動織機シャトルズ愛知 vs 日本製鉄釜石シーウェイブス
豊田自動織機シャトルズ愛知(D2)
台湾出身の鄭兆毅には、乗り越えるべきポジティブな壁がいくつも立ちはだかっている。
ルーキーイヤーだった昨季はD1/D2入替戦を含め14試合に出場。その働きや練習場での姿勢などを見込まれ、今季から中野豪とともに共同キャプテンに就任した。今季は“キャプテン1年生”として、新たな気持ちでシーズンを送っている。
共同キャプテンの打診があったときは驚いたと言うが、「1年を掛けて、自分なりにキャプテンとしての姿を見つけられたら」と現在はその役割に懸命に取り組んでいる。徳野洋一ヘッドコーチは「中野を含め二人とも、これまでは背中で見せてきたタイプ。そんな彼らが言葉としてチームに発することで、より仲間からリスペクトされる選手になっていくと思います」とこれからの成長に期待を寄せる。
もちろん、意識しているのはキャプテンとしての立ち振る舞いだけではない。一人のプレーヤーとしても、さらなるレベルアップを目論んでいる。昨季はディビジョン2タックル成功数がダントツ1位。今季は、アタック時のラックに参加した数でD2の1位を記録している。派手さはないが、「常にそこにいる」のが鄭のプレースタイルの特長だ。ただ、本人は自身のパフォーマンスに完全に納得しているわけではない。
「数字上では目立っているかもしれないけど、タックルやブレイクダウンでもっと相手をドミネート(支配)していかないといけないと思います。ただ参加するだけではなくて、その中身を成長させていきたいです」
自身のプレーぶりについては「60点~70点くらい」。キャプテンとしての自己評価は「60点以下。合格点は出せていません」と語る26歳にとって、今節は一つの試練となる試合だ。フォワード陣のリーダー役を務めるタレニ・セウが前節レッドカードの提示を受けて出場停止に。「試合中に頼っている部分が多かった」と鄭が話すほど信頼を置いていた存在の離脱は痛いが、自身の成長の機会だと前を向いている。
「今週は、チームがうまくいかないときに自分がどんな言葉を掛けるかイメージしています。必要以上にチームが落ち込むことがないように、自分がテンションを上げていきます」
キャプテンとしても、プレーヤーとしても、鄭はこの一戦を価値あるものにする。
(齋藤弦)



























