2026.01.08[江東BS] “当たり前を当たり前にやり続ける”。2年目の若きキャプテンが示す真骨頂

NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン2 第3節
2026年1月10日(土)14:30 江東区夢の島競技場 (東京都)
清水建設江東ブルーシャークス vs レッドハリケーンズ大阪

清水建設江東ブルーシャークス(D2)

清水建設江東ブルーシャークスの新キャプテン、安達航洋選手

今季から清水建設江東ブルーシャークス(以下、江東BS)のキャプテンを務めるのが、社会人2年目のロック、安達航洋だ。

若くしてチームの先頭に立つ立場となったが、その佇まいはどこか落ち着いている。普段からマイペースで、感情を大きく表に出すタイプではない。それでもグラウンドに立てば、威風堂々。規律を重んじ、淡々と役割を遂行する姿には、キャプテンとしての余裕すら感じさせる。

アーリーエントリー時代を含め、チームに加わって丸2年。節目となるこの期間を振り返り、安達は率直にこう語った。

「長かったです。まだ2年か、って感じです。体感的には6〜7年くらいやっている気がします」

表情にはあまり出さないが、その内側では日々さまざまな葛藤と挑戦があり、確実に成長している。特に大きかったのが、フランス・トップ14に所属するUSAペルピニャンでの研修だ。フィジカルの強度、当たりの質。体を張るプレーに、明確な進化があった。『ディフェンスで前に出る』というチーム方針の中で、安達自身もタックルやブレイクダウンにより一層の重みを加えている。

しかし前節、安達は体調不良により欠場を余儀なくされた。

「キャプテンはどんな状況でも試合に出続けることが責任だと思っていたので、それができなくて悔しい気持ちがありました」。

直前のメンバー変更。自分が出られないことで、チームに迷惑をかけてしまう。そんな思いも抱えながら、テレビ越しに試合を見守ったという。それでも、不安はなかった。

「代わりに入った(佐藤)大地や、リザーブの銀さん(長谷銀次朗)が、絶対やってくれるって分かっていたので、そこは心配していませんでした」

キャプテンとして、そして一人の選手として。悔しさと信頼、その両方を抱えた80分だった。

今節を前に、吉廣広征ヘッドコーチは安達についてこう語る。

「ブルーシャークスは、ミスやペナルティをしない、規律を大事にするチーム。安達はそこをきちんとやれる選手です。今節は、彼の強みとマッチする相手。ハードワークして、我慢して、シンプルなことをやり続ける試合になる。期待しています」

派手さはない。だが、“当たり前のことを当たり前にやり続けること”が、安達の真骨頂だ。

そしてその姿勢こそが、『仕事もラグビーも100%』を掲げる江東BSの在り方そのものであり、だからこそ社会人2年目という若さでも、安達航洋がキャプテンを託された理由なのだろう。

悔しさを力に変え、キャプテンは再び先頭に立つ。

(奥田明日美)

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