NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン2 第3節
2026年1月10日(土)14:30 江東区夢の島競技場 (東京都)
清水建設江東ブルーシャークス vs レッドハリケーンズ大阪
レッドハリケーンズ大阪(D2)
公式戦では初めて10番で出場する、レッドハリケーンズ大阪の小村健太選手(写真提供:レッドハリケーンズ大阪)1月10日に迎える新年最初の試合で、レッドハリケーンズ大阪(以下、RH大阪)の10番に大抜擢となったのは、小村健太だ。チームでの登録ポジションは、フルバック。これまでは、ウイングでの起用が多かった。昨季はけがもあったため、出場した試合は昨年2月に行われた第5節のみ。11カ月ぶりの出場が、公式戦では初めて務めるポジションになる。
2022年にRH大阪に加入した当初から、スタンドオフをやりたいという気持ちはあった。挑戦する機会を得られずにいたが、昨季に自らスタンドオフに挑戦したいと申し出て、練習や練習試合で少しずつ経験を積んできた。
昨季は、もう誰もいなくなったグラウンドで、昨季まで2シーズン在籍していたブライス・ヘガティと何かを話し合いながら二人でトレーニングしている姿もよく見られた。ハミルトンボーイズ高校出身の小村は、英語も堪能だ。その強みも生かし、スーパーラグビー・パシフィックでのスタンドオフ経験が豊富なチームメートから、できる限りのことを学ぼうとしていたのだろう。挑戦を始めてからの1年ほどで、コーチや周りの選手から多くを学び、経験や知識を深めてきた。向上心を強く持って陰で堅実に重ねてきた努力を見れば、今節背負う10番も、大抜擢とまでは言えないものだと分かる。
スタンドオフで日本代表経験を持つ伊藤宏明アシスタントコーチは、小村を「スキルの高いバランスの取れた選手」だと評価する。先月の練習試合では、テンポの良さから「バックス陣が伸び伸びとプレーしていた」ことも高く評価された。「パスやキックの正確性もあり、前を向いてプレーできる。また、スピードもあるので自ら仕掛けることができる」のも小村の強みだ。
年末年始のオフには一緒に祖父母のもとへ会いに行くほど仲の良い弟・真也(トヨタヴェルブリッツ)とは、同じポジションになる。「いやいや、同じだなんて。あちらはもう日本代表の選手なので恐れ多いです」と、冗談めかした謙遜と弟へのリスペクトを示しつつ、「いつか一緒にプレーできたら」と話していた。
同じグラウンドで兄弟そろってプレーするには、ディビジョン1の舞台に立たねばならない。そのためにも、RH大阪の昇格に貢献できるスタンドオフになっていきたい。いま必要なのは、「経験と自信」(伊藤コーチ)。自身とチームを前に進めていく大きな一歩目をここから踏み出す。
(前田カオリ)



























