2026.02.06[L戸田]人生の節目で感じた「もっとうまくなりたい」。プロ転向した30歳が抱く使命感とは

NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン3 第6節
2026年2月7日(土)13:00 Balcom BMW Stadium (広島県)
マツダスカイアクティブズ広島 vs ヤクルトレビンズ戸田

ヤクルトレビンズ戸田(D3)

今シーズンからプロ契約に切り替えたというヤクルトレビンズ戸田の占部航典選手

前々節のホストゲームで66失点を喫して敗れたマツダスカイアクティブズ広島との対戦。ヤクルトレビンズ戸田(以下、L戸田)は今節、その雪辱を果たすべく広島に乗り込む。

けがから復帰した占部航典もリベンジに燃える一人だ。

「小さなところにこだわらなかったら、ああなる。自分たちが100%を出し続けられれば、あんな点差にはならないはず。自分たちのラグビーをどれだけ信じてやり切れるか。勝てない相手ではないと思っている」

タックル、ブレイクダウン、サインプレー……。全員が細部に徹底的にこだわり、100%の力を出し続けることで、勝機は必ず生まれる。前節のクリタウォーターガッシュ昭島戦では『基本と我慢』のテーマを全員が徹底。終盤の劇的な逆転勝利を呼び込み、今季2勝目を挙げた。

この白星でチームの士気は一気に高まり、占部も大きな手ごたえをつかんでいる。

占部自身、今季からチームとプロ契約を結び、まさに変化と成長の真っ只中にある。

「ラグビーと向き合う時間がかなり増えて、ラグビーだけで疲れる感覚を久しぶりに感じているし、それがすごくうれしい」

30歳という節目を迎え、「もっとラグビーがうまくなりたい」という思いに駆られたことがプロ転向の大きなきっかけだった。

そしてもう一つの理由に、若手選手を指導しなければならないという使命感があった。

「以前はチームのリソースが足りず、細かい指導が行き届いていなかった。成長を実感できない若手が辞めていく状況をどうにか防ぎたかった。試合メンバー外の若手たちも成長を感じられるようにコーチとしてしっかり関わりたかった」

占部はかつて筑波大学からキヤノンイーグルス(現・横浜キヤノンイーグルス)に加入したものの、出場機会に恵まれず苦しい時期を過ごした。だからこそ、若手たちの気持ちが痛いほど分かる。

「指導する側に立った以上、自分自身がしっかりしていなければ、誰も言うことを聞いてくれなくなる。今まで以上にハードワークを体現する責任感が強くなっている」

次節は地元広島でのビジターゲーム。凱旋試合に向けて占部は集中を高めている。

「ここまでけがで離脱していたぶん、自分はもっと頑張らなければいけない。トレーニングの成果で体が変わってきているので、ここからさらにギアを上げていければ」

勝つために。占部がすべての思いをピッチにぶつける。

(鈴木康浩)

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