NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン3 第8節
2026年2月28日(土)12:00 大和スポーツセンター競技場 (神奈川県)
ヤクルトレビンズ戸田 vs 狭山セコムラガッツ
ヤクルトレビンズ戸田(D3)
大卒2年目のセンター、ヤクルトレビンズ戸田(以下、L戸田)の谷中廉が今季2試合目となるメンバー入りを果たした。
「素直にうれしいです。いまのセンター陣は本当に盤石で、出場のチャンスは多くありません。この機会をどう生かせるかがすべてだと思っています」
昨季、L戸田に加入した谷中はリーグワンの舞台で3試合に出場。接点の強度の高さに圧倒されながらも、「やるしかない」と腹をくくった。特に「リーグワンの選手たちと比べると、体の厚みも強さも明らかに足りない」自覚をピッチ上で突きつけられた。
今季はオフから食事の量を増やし、プロテインやサプリを欠かさず摂取。L戸田の3年目以内の若手育成プログラムではコンタクトの基礎などを徹底的に磨いた。その成果でウェイトは着実に増しており、接点での強度も「改善した手ごたえ」を感じている。
座右の銘は『脚下照顧』。御所実業高等学校時代の恩師・竹田寛行監督が繰り返し語っていた言葉だ。「足元を固めずに周りばかり見ていても何もできない。まず基礎を固めよ」。きちんとした日常生活があってこそ、ラグビーも上達する。昨季のリーグワンでの3試合でつかんだ手触りを糧に、原点に立ち返って基礎から徹底して取り組めたのは、この教えの影響が大きい。
2024-25シーズン入団の同期の中では最も試合出場を重ねている。一番手で試合に出られるように努力を続けた成果ではあるが、谷中は「いつか同期とともにL戸田をけん引したい」という強い思いを胸に秘めている。
「もっと自分はできるという期待もあれば、プレッシャーも自分で掛けています。現状にまったく満足していません。ただ、コンスタントにメンバー入りできる位置には来ていると感じています」
自覚しているのは、ボールキャリーやラインブレイクといったランで発揮される独自の武器。先輩センター陣とはまた異なる個性を、今季の2試合目に全力でぶつける。
「ここまで日々積み上げてきたことをやるだけです。やるしかないな、という気持ちです」
限られたチャンスをモノにする──。谷中が存在感を示すときが来た。
(鈴木康浩)



























