NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン2 第13節
2026年5月2日(土)14:30 柏の葉公園総合競技場 (千葉県)
NECグリーンロケッツ東葛 vs 花園近鉄ライナーズ
花園近鉄ライナーズ(D2)
チームにとっても待望の復帰だ。花園近鉄ライナーズの片岡涼亮選手D1/D2入替戦出場に王手を掛けながらも前節の清水建設江東ブルーシャークスで痛恨の逆転負けを喫した花園近鉄ライナーズ(以下、花園L)。勝てばレギュラーシーズンの2位以上が確定するNECグリーンロケッツ東葛(以下、GR東葛)戦で、片岡涼亮が今季初めてメンバー入りを果たした。
昨季はD1/D2入替戦の2試合を含めて、13試合に出場。木村朋也とともにウイングとしてチームをけん引してきたが、昨年10月に古傷の手術に踏み切ったことで、ピッチから遠ざかっていた。
「絶対にグラウンドに戻ると思ってはいましたけど、正直、シーズン中に復帰するのは絶望的かなと思っていました」
片岡の言葉からも簡単な手術ではなかったことがうかがえるが、ピッチ外でも常に準備を整えていたという。
「けがをしている間も、もちろん試合や練習は見ていましたし、新たに導入したサインプレーも頭に入れています。出られない時期も怠らずに積み重ねてきました」。
片岡が不在の時期も花園Lは決して“片翼飛行”だったわけではない。ディビジョン2のトライランキングでここまで最多となる13トライを決めている木村や6トライの林隆広らウイング陣は好調だが、片岡は「僕にも彼らに優っている強みがあります。ディフェンスで前に出て、ボールを取り返すところをチームのシステムの中で出したい」と自信を見せる。
シーズン終盤、守備の安定が課題となる花園Lだが、太田春樹監督が「すべてにおいて有能な選手。入替戦も見据えた中で、彼が帰ってきたのはチームにとって大きい」とかつてのバイスキャプテンの戦線復帰を喜ぶのも納得だ。
勝利が不可欠なGR東葛戦では「向こうはキャリーの強い選手にボールを集めてくると思いますが、僕らはそこで受けないこと。しっかりと自分たちから仕掛けていきます」と片岡は言葉に力を込めた。
どういうプレーを見せたいのか。今季初出場に向けての思いを聞くと、実に片岡らしい言葉が返ってきた。「自分の良さを出したいというよりは、チームがやりたいことを一緒に体現したいです」。
花園Lが誇る左右の“翼”がシーズン終盤で初めてそろい踏みする。
(下薗昌記)



























