NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン1 第11節(交流戦)
2026年3月14日(土)14:30 神戸総合運動公園ユニバー記念競技場 (兵庫県)
コベルコ神戸スティーラーズ vs 三菱重工相模原ダイナボアーズ
コベルコ神戸スティーラーズ(D1 カンファレンスB)
今季終了後、“オールブラックス”ことニュージーランド代表のヘッドコーチに就任することが決まったコベルコ神戸スティーラーズ(以下、神戸S)のデイブ・レニー ディレクターオブラグビー/ヘッドコーチ。神戸Sを初めて率いた2023-24シーズンに新加入した、同じニュージーランド出身のブリン・ガットランドは「今まで頑張ってきた彼の努力のおかげです。いまのオールブラックスに完璧な人間だと思います」と言葉に最大のリスペクトを込めた。
ガットランドが初めてレニー氏の指導を受けたのは18歳のころ。当時、レニー氏が率いたチーフスに練習参加したそうで、「2013年にチーフスが(当時のスーパーラグビーで)優勝したとき、そこでプレーをさせてもらいました」。まだ高校生であり、試合出場はなかったが、当時のレニー氏のことを昨日のことのように振り返ってくれた。
「怒らせたくない雰囲気、『怒らせないようにしよう』というのはありました(苦笑)。とにかくタフで、フェアな人。人といい関係を作るのが上手な方で、多くの人から彼のコーチングスタイルへの信頼やいい評判がありました」
神戸Sでプレーすることを決めた理由にも、レニー氏の存在は大きかった。「ニュージーランドで『マナ』という、日本語だと『オーラ』をすごく持っている、尊敬されている人間です」。およそ10年のときを経て、再びレニー氏に師事したガットランドは、多くのことを学んできた。それはゲーム理解度であり、いい環境に身を置く大切さであり、責任感。そして、一人ひとりにレニー氏が与える課題と向き合うことだ。
「一般的にはOKと言われる基準よりも、『もっと良くなっていこう』と思ってやれるようになりました。自分自身、成長したと思っています。コーチに対しても、ほかの選手に対しても、課題を与えて、お互いに高め合うことが大切だと。自分も選手にやってほしいことを伝えますし、ほかの選手も自分に言ってくれます。お互いに成長できる環境があるのかなと思っています」
一体感、ワンチーム──。レニー氏がスタッフや選手に求め、実践し、根付かせてきたメンタリティーは、第2節以降、9連勝と破竹の勢いを見せる神戸Sの原動力にほかならない。
ただ、レニー氏と共闘する時間は限られる。
「レンズさん(レニー氏)とは同じ年に神戸Sに加入し、フィールド上でも、フィールド外でも、一生懸命お互いにやってきました。優勝してレンズさんをいい形で送り出したい。そのためだったら何でもしたいと思っています」
最高のフィナーレへ、ガットランドは強く誓った。
(小野慶太)



























