NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン2 第9節
2026年3月28日(土)14:30 パロマ瑞穂ラグビー場 (愛知県)
豊田自動織機シャトルズ愛知 vs 日野レッドドルフィンズ
豊田自動織機シャトルズ愛知(D2)
「あまり良くないかもしれませんが、心の準備はまったくできていなかったです」
アーリーエントリーで豊田自動織機シャトルズ愛知(以下、S愛知)に加入した奥平一磨呂が、3月28日に行われる日野レッドドルフィンズ戦で初めてメンバー入りを果たした。チームに合流してから1カ月半あまり。「とにかくびっくりした」と急転直下のメンバー選出を振り返る。
奥平にとって、1週間前に行われた三重ホンダヒートとのトレーニングマッチが、S愛知の一員として初めての試合だった。「強みのタックルと、最後まで追い掛けてディフェンスすることを意識していました。シンプルにプレーできていたのが良かったのかなと思います」と手ごたえを語る一方で、「アタックやサインプレーの理解を深めるところはまだまだです」と改善点にも目を向けている。
そのトレーニングマッチでコーチ陣から高い評価を受け、今節のメンバー入りにつながった。「気持ちの部分でもしっかり準備して、自分の強みを出したい」と夢見た舞台への初挑戦に燃えている。会場となるパロマ瑞穂ラグビー場は、奥平にとって思い出深い場所だ。
名古屋市で生まれ、幼少期からラグビーに触れてきた奥平。少年時代を地元の名古屋ラグビースクールで過ごした。「懐かしい感じですね。毎週のようにパロマ瑞穂ラグビー場で練習していました。慣れてはいますけど、リニューアルされてから初めてプレーできるので、楽しみです」。
同じく今節メンバー入りした岡本泰斉や乳井大士も、名古屋ラグビースクール出身。地元で生まれ育った選手が“聖地・瑞穂”でプレーする意義は、S愛知の未来を考える上でも重要だ。地域の人々やクラブを支えてくれる人々、将来のラグビー選手を志す少年少女の思いが、選手たちの肩には自然と乗っている。
「昔からタックルが好きだったので、チームのために体を張って、褒めてもらうことに楽しさを感じていました。一人でできるスポーツではないですし、みんなとつながれるのがラグビーの好きなところです」
ラグビーが与えてくれた多くの人とのつながりが、奥平をリーグワンの舞台まで押し上げた。感謝を胸に、夢中になって楕円球を追い掛けた思い出の地で、最初の一歩を踏み出す。
(齋藤弦)



























