NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン2 第12節
2026年4月24日(金)19:00 東平尾公園博多の森陸上競技場 (福岡県)
九州電力キューデンヴォルテクス vs 豊田自動織機シャトルズ愛知
豊田自動織機シャトルズ愛知(D2)
みんなが待っていた、私たちの“キャプテン”がグラウンドに帰ってきた。
加入4シーズン目を迎えたジェームズ・ガスケルは、今季からクラブキャプテンという新たな役職に就いた。言わば豊田自動織機シャトルズ愛知(以下、S愛知)というクラブのアイコンのような存在であり、絶対的な支柱。頼れる男が今季初めて出場する。
開幕直前にけがを負い、さらにそのけがから復帰間近での再離脱を経験した。それでも「これもラグビーの一部だと思います」と焦りはなかった。来月に36歳を迎えるが、「ロッカーに戻って自分の体を見ると、若いときとは違うなと感じることもありますが、常に成長できるところはあると思っています」と成長意欲は衰えない。
戦列から離れている間、今季初めて共同キャプテンを務める中野豪と鄭兆毅がチームを引っ張ってきた。その働きぶりについてガスケルは「二人は自身のパフォーマンスでリーダーとしての立場を証明していると思います。素晴らしい働きをしています」と称賛する。自身も20歳のときにイングランド・プレミアシップのセールで史上最年少キャプテンを務めた。キャプテンとは何か、チームのリーダーとは何かを知り尽くしている。
「生まれながらのリーダーは存在しないと思っています。私も日々学びながら過ごしていましたし、周りに素晴らしい人たちがいたおかげだったので、とてもラッキーでした」
そしていまでは、自身がお手本として経験を若い選手に伝える番だ。「そうなっていると誇らしいですね。自分が経験したことを受け渡していくことが自分にできることだと思います」。チーム内の誰もが彼を慕い、その背中を追っている。ガスケルもチームメート全員に気を配り、グラウンド内外で存在感を放ち続ける。その貢献度は計り知れない。
ディビジョン2のリーグ戦も残り3試合。「自分たちの理想をかなえるためにも、この3週間はすごく大事です」。D2連覇と、その先にあるD1昇格のため、ガスケル自身も競争に身を置く。「この機会をとにかく楽しみたいです」。待ち望んだ大将の帰還を契機に、S愛知はさらなる進化を遂げる。
(齋藤弦)



























