NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン2 第11節
2026年4月11日(土)12:00 ウェーブスタジアム刈谷 (愛知県)
豊田自動織機シャトルズ愛知 vs NECグリーンロケッツ東葛
豊田自動織機シャトルズ愛知(D2)
「今週の試合だけはどうしても出たかったです」
今季の日程が決まったとき、ヴィリアミ・ルトゥア・アホフォノはそう思ったという。今季から豊田自動織機シャトルズ愛知(以下、S愛知)に所属する25歳は、昨季までの2シーズン、今節の対戦相手であるNECグリーンロケッツ東葛(以下、GR東葛)に所属していた。
トンガ出身で、摂南大学への入学を機に日本へやってきた。「トンガカレッジでの最終学年で、日本でいう生徒会長のような役割を任されて、勉強もラグビーも本気で取り組みました。母親からはフィジーの大学に進むことも提案されましたが、家族を助けたい思いがあって、日本に行くことを決めました」。
来日当初は言語や文化の壁にぶつかったものの、仲間の力を借りて乗り越え、インタビューの受け答えも日本語でこなすほど成長した。
そうして、2023-24シーズンからGR東葛でプロキャリアをスタートさせた。「GR東葛では、レメキ ロマノ ラヴァ(現・三重ホンダヒート)に本当にお世話になりました。彼に出会っていなければ、ずっと大学生気分で過ごしていたままだったかもしれません」とアホフォノは語る。
日本代表でも長く活躍したベテランのプロ意識に感銘を受け、多くの時間をともにした。「彼は『ハードワークに体の大きさは関係ない』と言って、毎日朝早くからトレーニングをするんです。ウエイトトレーニングでも体のサイズが全然違うのに、彼は僕に勝つまで絶対にやめないくらい負けるのがイヤ。それくらいの努力をしなければならないのだと思いました」。
「お兄さんのような存在」のレメキとGR東葛で過ごした日々は、アホフォノにとってかけがえのない財産になった。そうして今季、S愛知にさらなる進化を求めてやってきた。主に試合途中から出場することが多いが、自分の役割を黙々とこなす姿は、GR東葛時代の仲間とともに培ったもの。今節はその姿を古巣相手に見せる番である。
「絶対に負けたくない」。その一心で今節に臨むというアホフォノ。「早くボールをもらってキャリーしたいし、早くタックルしたい。普段は冷静に試合に入るけど、この試合だけは特別です」と、その闘争心はすでにメラメラと燃え盛っている。
(齋藤弦)



























