NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン3 第12節
2026年4月12日(日)13:00 AGFフィールド (東京都)
クリタウォーターガッシュ昭島 vs 狭山セコムラガッツ
狭山セコムラガッツ(D3)
第11節で今季2度目の完封勝利を収めた狭山セコムラガッツ(以下、狭山RG)。これで2シーズン連続でのD2/D3入替戦進出を決めた。ここまでの試合を振り返ると、昨季に比べ失点の少なさが際立っている。11試合を終えて失点147はディビジョン3で最も少ない数字だ。不動のロックとして全試合にスタメン出場しているトロイ・カレンダーに、強固なディフェンスが持続できている理由を聞くと、次のように答えてくれた。
「今季のディフェンスシステムが、いい効果を発揮しています。中でも、セットピースディフェンスで相手にアタックをさせていないことが、トライを多く奪われていない要因だと思います」
チーム内での意思統一の徹底が“鉄壁のディフェンス”と言われる要因になっているが、スタメン争いの競争率の激化も、その背景にあるとカレンダーは語る。
「今季は、コーチ陣が積極的にチーム内競争を促しています。自分はこれまでスタメンで出場できていますが、その地位が安泰だとは思っていません。スタメンが保証されていないという意識をもって、日々の練習に励んでいます」
チームに加わり2シーズン目だが、日本では8年間プレーをしているカレンダー。この間での大きな変化を聞いてみると、昨年2月に子供が生まれたことを挙げた。
「やっぱり父親になったことですね。家族を大切にする中で、どのようにラグビーと向き合うかを考えるようになったことが、一番の変化だと思います。いまは娘と一緒に、毎週スイミングスクールに通っています。僕と娘の二人だけの時間を作ることは、サポートしてくれている妻が一人でゆっくり過ごせる時間をもてることにもつながるので」
入替戦進出は決まったが、わずかに優勝の可能性も残されている。そのためには、ボーナスポイントを加点して勝利し続ける必要もあるだろう。だからこそ、残り4試合もこれまで以上に気持ちを引き締める必要がある。
「ヘッドコーチからも毎回、『80分間をとおして、いいプレーができていない』と言われています。僕自身も同じ認識なので、そこを改善できるように日々の練習を積み重ねていきたいです」
2位以上が確定しても、最後まで手を抜くことなく最善を尽くす。まさに“勝って兜の緒を締めよ”だ。この精神がチーム全体に浸透しているか確認する意味でも、次のクリタウォーターガッシュ昭島戦は、一つの試金石となるだろう。
(松野友克)



























