NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25
ディビジョン1 第12節(交流戦)
2025年3月22日(土)12:00 三重交通G スポーツの杜 鈴鹿 (三重県)
三重ホンダヒート vs 浦安D-Rocks
三重ホンダヒート(D1 カンファレンスB)
バイウィークを挟んで2連敗中の三重ホンダヒート(以下、三重H)。先週末のコベルコ神戸スティーラーズ(以下、神戸S)戦は5対47という大敗に終わった。
「負けた原因は、チーム全体よりは個々のミスにあると思います。修正が必要ですし、それを目標にハードワークしています」と語ったのは、ここまで11試合中10試合に先発してきたフランコ・モスタート。
「負けた試合から学べることは多い。大切なのは、それを修正し、改善していくということ。今週の練習を見れば、それはしっかりできています」と彼は話している。
悔しい敗戦のあとでもモスタートはファンサービスを欠かさない。神戸S戦のあとはHEATER(三重Hファンの愛称)の子どもからプレゼントを受け取り、一緒に写真を撮影する瞬間があった。その場面について聞いてみると、すぐに彼は「もちろんあのときのことは覚えていますよ!」と切り出した。
「どこに行っても来てくれる女の子で、キラキラした装飾で彩られた素敵な手紙を書いてくれたり、プレゼントをもらったりしています。彼女は『ビッグサポーター』です」と語り、応援から力をもらっている一方、喜んで「お返し」をしていると話した。
「子どもたちが自分を尊敬の眼差しで見てくれるというのは、とてもうれしいことです。次の世代のためにもなりますし、喜んでファンサービスをしています。本当にありがたいです」
小さなファンの熱い思いに応えるべく、勝利に向けて準備を進めるモスタート。今週末は浦安D-Rocks(以下、浦安DR)と対戦する。
浦安DRはディビジョン1最下位に沈んでいるが、前回の対戦では三重Hが黒星を喫した相手だ。ただ、モスタートは「まずは自分たちがやるべきことに集中したい」と冷静に展望する。
「われわれ自身にフォーカスを当てて今週の試合に臨みたい。状況を考えれば浦安DRは勝たなければならない相手。自分にできることを全力でやりたいと思います」
およそ1カ月ぶりとなる三重Hのホストゲームは、22日の12時に三重交通G スポーツの杜 鈴鹿でキックオフを迎える。前節のショッキングな大敗から立ち直り、三重Hは勝利を熱いファンに届けることができるだろうか。
(籠信明)