NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25
ディビジョン2 第10節
2025年4月5日(土) 12:00 ウェーブスタジアム刈谷 (愛知県)
豊田自動織機シャトルズ愛知 vs 九州電力キューデンヴォルテクス
豊田自動織機シャトルズ愛知(D2)

7連勝中の首位・豊田自動織機シャトルズ愛知(以下、S愛知)が6位・九州電力キューデンヴォルテクス(以下、九州KV)をウェーブスタジアム刈谷に迎える一戦。今節を含めて残り2試合となったホストゲームで、多くの地元ファンを喜ばせるような躍動を期待したい。
勝負のD1/D2入替戦まで、残り5試合。もちろんまだ入替戦進出を決めたわけではないが、「ディビジョン1に昇格することを見据えたときに、まだまだ足りない部分は多い」と徳野洋一ヘッドコーチは語る。D1のチームと本気でぶつかり合うことができるのは、入替戦の2試合だけ。言わば“ぶっつけ本番”のような形になるが、それまでの戦いでいかに自分たちにフォーカスし、成長を遂げられるか。残された時間は長いようで短い。
今節のトピックに挙げられるのが、昨季までS愛知に在籍していた九州KVの村川浩喜の古巣戦。9シーズン在籍した村川との再会を誰よりも心待ちにしているのが、中野豪だ。第4節のNECグリーンロケッツ東葛戦以降けがで離脱していたが、偶然か必然か、この試合で復帰を果たす。
「すごく楽しみです」と笑顔を見せて話してくれた中野。村川については「面倒見がいい先輩です。グラウンド外のところでチームを支えてもらっていました」。S愛知では年長者ながらチームのムードメーカー的存在で、中野をはじめ多くのチームメートに愛されていた。
ポジションや年代も異なるが、「お互いお酒をよく飲んでいたので、そこで仲良くなりました。毎週のように浩喜さんの家に行って、家族ぐるみで付き合いがありました」。兄貴分のように慕っており、いまでも連絡を取り合うという。
「慣れ親しんだ刈谷で、一緒のグラウンドに立てるのがうれしいです。ただ試合になれば、チームのためにプレーする姿勢は変わりません。活力を与え続けて、勝利に貢献したいと思います」
古巣戦は本人だけでなく、迎え入れる側にとっても特別なものになる。誰にとっても思い出に刻まれるような、素晴らしい試合になることを願う。
(齋藤弦)