NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン2 第14節
2026年5月11日(月)19:00 ヤンマースタジアム長居 (大阪府)
レッドハリケーンズ大阪 vs NECグリーンロケッツ東葛
NECグリーンロケッツ東葛(D2)
5月2日のホストゲームでは多くの観客の前で勝利を飾ったNECグリーンロケッツ東葛今節、NECグリーンロケッツ東葛(以下、GR東葛)は、レッドハリケーンズ大阪との今季のレギュラーシーズン最終戦を迎える。この一戦は、ただのシーズン最終戦ではない。来季からJR東日本へ譲渡されることが決まっている中、GR東葛として戦う最後の試合となる。
振り返れば、今季は決して平坦なシーズンではなかった。
昨年8月、チーム譲渡の話が選手たちにも伝えられた。プレシーズンでは思うような結果が出ず、自信を積み重ね切れない時期が続いたことも相まって、当時を亀井亮依は「最初はやっぱりモヤモヤした空気があった」と振り返る。
「今季で(選手生命が)終わってしまうと思った時期もありました。プロ選手にとって、チームがなくなるということは仕事がなくなるということですし、ラグビーを続けられるのかという不安もありました」
ただ、それでもGR東葛は崩れなかった。もちろん、開幕直前にJR東日本への譲渡が決まったことが選手の心理面にポジティブな影響を及ぼしたのは間違いない。ただ、先行きが不透明な状況でも、全員がラグビーに向き合い、投げ出す者は一人もいなかった。
そして、迎えた今回の最終節。NEC、そして来季からチームを引き継ぐJR東日本、さらにファンと、多くの人に支えられながら、GR東葛は最後の戦いを迎える。
前節、最後のホストゲームとなった花園近鉄ライナーズ戦には、11,620人の観客が柏の葉公園総合競技場に集まり、GR東葛は39対29で勝利を収めた。不安定さもあったシーズンの中で、あの試合にはGR東葛が積み上げてきたものが詰まっていた。だからこそ、最終戦で示したいものも明確だ。
5月11日の最終戦も「40年掛けてつないできたものを見せるような試合にしたいです」と亀井亮依バイスキャプテンは語った最終戦に向けて、亀井がこう言う。
「勝ち負けも、もちろんありますけど、それ以上にGR東葛はこういうチームだったというのを示す試合にしたいです。OBたちもそこを見ていると思います。ラグビー自体は変わっても、根底にあるものは見れば分かる。僕もこのチームに10年近くいます。40年掛けてつないできたものを見せるような試合にしたいです」
GR東葛としての歴史は、今節で区切りを迎える。だが、そこで積み上げてきたものまで終わるわけではない。最後の80分で示すべきものは、勝利だけではない。このチームが40年掛けてつないできた“らしさ”そのものだ。
(鈴木潤)



























