NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン3 第9節
2026年3月15日(日)13:00 Balcom BMW Rugby Stadium (広島県)
中国電力レッドレグリオンズ vs クリタウォーターガッシュ昭島
中国電力レッドレグリオンズ(D3)
フィールドに入る前にテープをぐるりと頭に巻いて気を引き締める。中国電力レッドレグリオンズの宮田悠暉が大学時代に始めたルーティンだ。
「最初は耳が痛いときに巻き出したんですが、痛くないときでも、テープで締めるとやっぱり気持ちが入るので、そこからずっと巻くようになりました」
2024年4月に加入したプロップは、今季これまで全試合に途中出場。前節の“広島ダービー”もリザーブメンバーだったが、試合の立ち上がりに1番の有藤孔次朗が珍しく負傷交替を強いられて急きょ出番が早まった。
「予期せぬタイミングだったのでびっくりしました。いつもは後半に出場の声が掛かったぐらいでテープを巻くんですが、急に来たので巻く時間もなかったし、巻くこと自体も忘れていました」とルーティンをやる暇もないスクランブル出場だった。
それでも、「まだアップの温もりが残っていましたし、いつでも出られるようにはしていました」と体の準備はできていた。テープで頭はくくれなかったが、「やるしかない」と強い気持ちで腹をくくってフィールドに入った。
「自分の役割を果たそうと思っていましたし、試合に向けたチームのフォーカスをしっかり意識して出たのでそこは体現できたと思います。普段のルーティンはやらなかったですけど、いい感じにプレーができたと思います」
試合は首位のマツダスカイアクティブズ広島を相手に奮闘したものの、10対48で敗れた。ただ、前半の内に2番の岩永健太郎も負傷交替となり、メンバーが代わりながらも、スクラムは試合を通じて圧倒した。途中から入った宮田悠暉も「いつでもスクラムは押す気満々でした」と強気を貫いた。
「自分一人が入ってそんなに変わるわけではないですけど、やっぱりリザーブの自分が入ったことで負けたら絶対にダメなので。自分の強みはスクラムなので、ここで見せないといけないと思いましたし、圧倒していい流れにしたいという気持ちでした」
緊急出場でも強みを生かした24歳は今節、有藤に代わって1番で今季初のスタメン入りを果たした。「ここで勝利に貢献して、しっかり爪跡を残したいです。スタートでもリザーブでも、いつでも自分の力を発揮できることを見せたいです」とアピールに燃える。
今節は、開幕戦で逆転負けを喫したクリタウォーターガッシュ昭島を迎えての一戦。目指すは今季ホストゲーム初勝利だ。「必ず勝ちます」。気合いに満ちた宮田悠暉は1番のジャージーに袖をとおし、テープをぐるりと頭に巻いて戦闘態勢に入る。
(湊昂大)



























