NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン3 第12節
2026年4月11日(土)13:00 Balcom BMW Stadium (広島県)
中国電力レッドレグリオンズ vs ルリーロ福岡
中国電力レッドレグリオンズ(D3)
1年ぶりの公式戦を終えた翌日、中国電力レッドレグリオンズの大木寿之の体には闘争の証が残っていた。
「筋肉痛が心地よかったですね。でもその次の日にはなくなっていたので、まだまだいけるなと思いました」
帝京大学出身のプロップは、昨年3月30日のルリーロ福岡戦を最後に試合から遠ざかっていた。度重なるけがや後輩との熾烈な競争と向き合いながら、「ラグビーをやっている以上は試合に出たい気持ちを忘れずにやってきました」と前を向いて取り組んできた。
「悔しさもありつつ、いつかチャンスが来ると思ってやってきました。自分が出て『メンバーが代わったらスクラムで押せなかった』って言われるのが一番イヤなので、そのために自分の中でラグビーに対して時間を費やしてきたつもりです」
1年後の3月29日に行われた前々節の狭山セコムラガッツ(以下、狭山RG)戦で今季初めてメンバー入りし、途中出場で復帰を果たした。前節のマツダスカイアクティブズ広島(以下、SA広島)戦もリザーブから出場し、スクラムでは手ごたえも得た。
「狭山RG戦ではプレッシャーを受けてうまくいかなくて、自分が1年間やってきたことが無駄だったのかとも思いましたが、その反省を生かしてSA広島戦はプレッシャーを掛けることができて自信も取り戻せたので、今後もしっかりチャレンジャーとして思いきりいきたいです」
大木は32歳。ベテランの域に入って立場も変わり、自分と向き合う時間も増えた。
「メンバーから外れて落ち込むこともありましたけど、そこでふてくされていたらいい見本にもならないので。若手だと試合に出られなくて文句を言うこともあると思うけど、いまはそういった若手を支えるベテランでありたいなと思っています」
気の利く性格で、後輩と話す機会も多い。「みんなラグビーに対して前向きなので、そういう後輩のために頑張りたい気持ちもあります」といい刺激も受けている。だからこそ、大木はベテランの役割としてチームのために「あきらめない姿」を示し続ける。
「メンバー外でも練習に一生懸命取り組む姿を見せて、試合に出たときには今まで積み上げてきたことを発揮する姿を見せたいですね。それを後輩らが30代になったら、またその後輩に見せるっていうサイクルになればいいなと思って。僕も若いころに出られなかったときは文句を言っていたし、出られない先輩が頑張っている姿も見てきたので、そういったいい文化がこのチームにはあると思います」
今節もリザーブに入った大木は、けがや競争で試合に出られない選手の気持ちを分かっているぶん、「試合に出るからにはしっかりプレーで体現したいです」と責任を背負い、またフィールドでの闘争へ向かう。
「言葉じゃうまく引っ張れないですけど、笑いながら盛り上げてきたつもりです。普段のふざけている姿じゃなくて、かっこいい姿を見せられるように頑張ります」
(湊昂大)



























