2026.05.02[中国RR]チームを離れる仲間のために「最後は笑って終わりたい」。深めてきた絆で勝利をつかむ

NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン3 第14節
2026年5月3日(日)12:00 アースケア敷島サッカー・ラグビー場 (群馬県)
ヤクルトレビンズ戸田 vs 中国電力レッドレグリオンズ

中国電力レッドレグリオンズ(D3)

中国電力レッドレグリオンズの北山絢大選手。「試合に出られない人のためにも、15番をもらった以上は自分の責任を全うしたいです」

中国電力レッドレグリオンズ(以下、中国RR)の北山絢大が、前節の狭山セコムラガッツ(以下、狭山RG)戦で約2カ月ぶりの復帰を果たした。負傷者の多いチーム状況もあって復帰戦でいきなりのフル出場。コンディションは万全ではなかったが、それでもフィールドに立たなければいけない理由があった。

狭山RG戦の前日、5シーズンにわたってチームを引っ張ってきたエドワード・カークの今季限りでの退団が発表された。「やっぱり一緒にプレーしたい気持ちが強かったです」と北山はグラウンド上でともに戦うことを望んでいた。

さらに、今季が終われば、カークのほかにも引退などでチームを離れる選手がいる。いまのメンバーでプレーできるのはあと2試合だけだ。

「自分が1年目のときから可愛がっていただいた先輩たちが退団や引退となったら、内心としてかなり寂しいです。思い入れがあるので、なんとか先輩たちのために頑張りたいです」

2023年4月に加入した北山は、仕事でもラグビーでもプライベートでも先輩たちに支えられてきた。その感謝の気持ちを「プレーで示したい」と言う。

「先輩たちはラグビーになったらスイッチのオンオフをしっかりされていたので、自分もそういったところを見習わないといけない。勝って終わることがベストですけど、それ以上にこれからの自分の財産になるようなプレーを示したいです」

中国RRは今季ここまで2勝1分10敗で最下位。勝てない日々が長かったが、選手たちは厳しいチーム状況でも、ともに汗を流しながら信頼関係を築いてきた。

「仕事が終わってからの練習なので時間は限られますけど、だからこそ練習中はしっかりコミュニケーションを取って、集中してやることに尽きると思います」

今節は勝ち点差3で5位のヤクルトレビンズ戸田との直接対決に臨む。フルバックで先発する北山は、「自分たちがやってきたことに集中することと仲間を信頼することが勝利につながると思います」と強調し、「試合に出られない人のためにも、15番をもらった以上は自分の責任を全うしたいです」と腹を据える。

「いいプレーをしようと思うんじゃなくて、周りを見ながら余裕をもってプレーしようと思います。チームを離れる人たちのためにも最後は笑って終わりたいので、一瞬一瞬に集中して勝利につながるプレーをしたいです」

フィールドを見渡せば、信頼する仲間がいる。ともに深めてきたチームの絆で、お世話になった先輩たちの花道を飾りにいく。

(湊昂大)

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