2026.04.03[LR福岡]「めちゃくちゃ幸せです」。ラグビーへの一途な思いを胸に没頭する日々

NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン3 第11節
2026年4月5日(日)13:00 久留米総合スポーツセンター陸上競技場 (福岡県)
ルリーロ福岡 vs クリタウォーターガッシュ昭島

ルリーロ福岡(D3)

ルリーロ福岡の小畑健太郎選手。強みは「ランニングプレーや、相手を引き付けて味方にスペースを与えるところ」

「ラグビーが大好き。自分にはこれしかない」と言い切る。今季からルリーロ福岡(以下、LR福岡)でプレーしている小畑健太郎。自分の経験をチームに還元し、課された役割に徹することを肝に銘じる。前節のマツダスカイアクティブズ広島(以下、SA広島)戦で加入後初先発し、後半28分にはトライを奪取した。

京都府出身。1980年代に大ヒットした京都市立伏見工業高等学校ラグビー部を題材とした学園ドラマ『スクール☆ウォーズ』の再放送を見て、小学2年生から楕円球を追い始めた。のちに父の道弘さんがドラマの登場人物のモデルだったことを知った。小畑自身は意識していたわけではないが、父と同じ京都市立伏見工業高等学校へ。学校で日々、ラグビーに打ち込めることが楽しくて仕方がなかった。それほど没頭できる競技と出合い、29歳のいまでも「めちゃくちゃ幸せです」と屈託のない笑顔を見せる。

その後、進学した帝京大学で一つの転機があった。監督から「お前の性格はスクラムハーフに合う」と勧められ、高校までの定位置だったスタンドオフから転向した。3度の日本一を経験し、卒業後は神戸製鋼コベルコスティーラーズ(当時)に入団し6季プレーした。昨年8月、出場機会を求めて、LR福岡に加入。建設会社で慣れない施工管理の仕事をしながら、練習に打ち込んでいる。

強みは「ランニングプレーや、相手を引き付けて味方にスペースを与えるところ」と自負する。SA広島に敗れはしたが、「(13対10でリードした)前半はキックで相手にプレッシャーを掛けるところやスタンドオフとのコミュニケーションがうまくいったと思います」と手ごたえも得た。練習したことを試合で出せない日もあったが、手探りで少しずつ前進できるように自己研鑽に努めた成果が出た。

以前は自分のプレーに集中していたが、いまは違う。いろいろな背景のチームメートとともにグラウンドに立ち、それぞれの役割を理解しながら、互いを生かす。「自分が伝えたいことを理解してくれる選手もいますし、自分もチームも成長しています。手ごたえをすごく感じます」と力を込める。

今節の対戦相手となるクリタウォーターガッシュ昭島との今季の対戦成績は1勝1敗だ。「自分たちのプレーにフォーカスし、やりたいラグビーを貫く。相手がどこでも関係なく、最後まであきらめずに勝ちにいく」。一途な思いを胸に、攻撃の起点となる。

(坂本陽子)

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