NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン3 第15節
2026年5月10日(日)13:00 久留米総合スポーツセンター陸上競技場 (福岡県)
ルリーロ福岡 vs ヤクルトレビンズ戸田
ルリーロ福岡(D3)
ルリーロ福岡について「ここは覚悟をもって来た人ばかり。すごく楽しいです」と、三股久典キャプテンリーグワン参入時の昨季から、ルリーロ福岡(以下、LR福岡)でキャプテンを務めている三股久典。コカ・コーラレッドスパークス時代にチームメートだった豊田将万ヘッドコーチは「勝つためにチームでやるべきことを優先してくれる人間」と信頼を置く。チームとして大きく成長した今季。最終節のヤクルトレビンズ戸田戦に向け、「勝って終えよう」と士気を高めている。
鹿児島県出身。小学3年生のとき、ラグビーのクラブチームに体験入団したことが、楕円球を追う人生の始まりだった。チームの練習がない日は、ラグビー経験者の父からマンツーマンで“英才教育”を受けた。中学校に進むと、父が創設したクラブチーム・鹿児島オールブラックスの1期生として入団。父が土地を購入して開設した天然芝の専用グラウンドで力をつけた。
恵まれた環境下、中学時代もラグビー一色の生活だった。朝から晩まで時間があれば、ラグビーの試合をテレビ観戦する日々。家族からは「いい加減、ニュースを見せてくれないか」と言われるほどラグビー愛があふれた。キャプテンを務めた佐賀工業高等学校では3年間、“花園”に出場し、高校日本代表候補に選出された。明治大学でも1年生から試合に出て、U20日本代表候補合宿に招集されている。明治大学への進学が決まった時、泣いて喜んだという父は、全試合を会場で観戦した。
コカ・コーラレッドスパークス、宗像サニックスブルースを経て、LR福岡へ。創設者の島川大輝さん(株式会社LERIRO代表取締役)から「ゼロからチームを作ってリーグワン昇格を目指す」という構想を聞き、「人生でこんな経験をすることはめったにない」と心を動かされた。「ここは覚悟をもって来た人ばかり。すごく楽しいです」と年齢を問わず仲の良いチームメートとともに創成期を支えている。
「今季は80分間をとおして、みんなで戦う意志を貫けています。勝っても負けても応援してくれる温かい地域の方々のために、勝って恩返しをしたいです」。情に厚く、仲間の考えを尊重するリーダー。家族や地域の応援を力に変え、的確な判断で歴史の1ページを刻んでいる。
(坂本陽子)



























