NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン3 第14節
2026年5月2日(土)13:00 海老名運動公園 陸上競技場 (神奈川県)
狭山セコムラガッツ vs ルリーロ福岡
ルリーロ福岡(D3)
ルリーロ福岡の重一生選手。「お金では買えない価値を見出している人ばかり。すごいことだと思います」前節のマツダスカイアクティブズ広島戦の前半37分、ルリーロ福岡(以下、LR福岡)の重一生はオフロードパスで、アマナキ・リサラのトライをアシストした。失点を重ねた前半に一矢報い、「しんどい場面で周りがしっかりとサポートに走ってくれた」とバックス陣の成長を実感した。
大阪府で4人兄弟の三男として誕生。2歳のとき、兄が通うラグビースクールに気づけば入っていたという。中学校ではラグビーを続けながら、バスケットボールや陸上の部活動にも参加した。3年生に進級する直前、親から「ラグビーをするのか、勉強をするのか。はっきりしなさい」と言われ、「ラグビーをします」と返答。本腰を入れる覚悟を決めた瞬間だった。
強豪の常翔学園高等学校ではスクラムハーフやフルバックとして才能を発揮。3年時には“花園”で17年ぶり5回目の全国制覇に貢献し、高校日本代表に選出された。「高校時代はいろいろな陣形をみんなで試行錯誤しながら、自由にやらせてもらいました。そのおかげでラグビーの幅が広がりました」とのびのびと基礎を築いた。
帝京大学4年時にセンターに転向し、大学選手権8連覇を達成した。いまではセンターが楽しくて仕方がない。理由は「極端な負けず嫌いだから」だと言う。身長171cm。リーグワンの中で同じポジションの選手と比べて、小柄であっても、それを上回るスキルがある。「対面の外国籍選手や強い選手を倒したときの快感が大好き」と目を輝かせる。
神戸製鋼コベルコスティーラーズ(当時、以下、神戸S)、三重ホンダヒート(以下、三重H)を経て、2024年にLR福岡に加入。神戸Sでラグビーのあるべき姿や楽しさを知り、三重Hで後輩を引っ張る役割を務めた。そして、決して恵まれた環境とはいえないLR福岡で、ラグビーが好きという情熱で集まった仲間たちと夢を追う。「お金では買えない価値を見出している人ばかり。すごいことだと思います」と話す。
狭山セコムラガッツ戦を含めてレギュラーシーズンは残り2試合。「2勝して終われるかどうかがカギ。それができれば、選手の自信になるし、来季へとつながると思います。目標は(来季以降)このチームをディビジョン2に昇格させて喜ぶこと」。経験を積んだ真摯なプレーヤーが屋台骨を支えている。
(坂本陽子)



























