NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン3 第11節
2026年4月5日(日)13:00 久留米総合スポーツセンター陸上競技場 (福岡県)
ルリーロ福岡 vs クリタウォーターガッシュ昭島
クリタウォーターガッシュ昭島(D3)
クリタウォーターガッシュ昭島の右プロップ、細矢一颯(ほそやいっさ)選手。しばらくメンバーに選ばれなかったが、その期間を“強化”にフォーカスできたと前向きに捉え出場の機会をうかがってきた今季開幕から2試合、クリタウォーターガッシュ昭島(以下、WG昭島)の右プロップとして先発出場を果たした細矢一颯。しかし、第2節を最後に以降はその名はメンバー表から姿を消した。理由は腰のコンディション不良。大きなけがではなかったものの、パフォーマンスを維持したまま戦い続けることは難しく、自ら一度立ち止まる決断を下した。
「離脱したくはなかったですけど、あのまま続けても自分のパフォーマンスが出せなかったので、トレーナーと相談して一旦外れることにしました」
2月上旬にはチームへ復帰。しかし、すぐに出場機会が巡ってきたわけではない。それでもこの期間を細矢は前向きに捉えていた。メンバー外という立場になったことで、“調整”ではなく“強化”にフォーカスできたからだ。
「メンバーに入っているとコンディションを考えながらの練習になりますが、外れている間は自分を追い込める。自分にフォーカスできた、いい時間だったと思います」
そして、迎えるルリーロ福岡(以下、LR福岡)戦で細矢が再びメンバー入りを果たした。LR福岡はリーグワンでのデビュー戦で対戦したチームであり、彼にとって特別な相手だ。
「あのときは本当に緊張していました。でも、グラウンドに立ったらすごく楽しくて、自分らしいプレーもできたと思います。今回もその自分らしさを意識して、全力で頑張りたいと思います」
入団2年目を迎え、フィジカル面の成長を確かに感じている。ボールキャリー、タックル、スクラムなどのコンタクト局面で、より強く、より前に出られる自信が芽生えている。その中でも自分の強みはディフェンスだ。「そこはほかの選手と比べても評価してもらえる部分」と自信を覗かせる。
「まずはセットピース。スクラムは絶対に重要になるので、そこでしっかり体現したいです」
目指すのは、現代ラグビーに求められる“動けるプロップ”。派手さよりも愚直に体を張り続け、その価値を示す。離脱という遠回りを経て、再び巡ってきたチャンス。デビューの記憶が刻まれた相手との一戦で、自らの名をもう一度ピッチに刻む。
(匂坂俊之)



























