NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン3 第14節
2026年5月2日(土)12:00 厚木市荻野運動公園競技場 (神奈川県)
クリタウォーターガッシュ昭島 vs マツダスカイアクティブズ広島
クリタウォーターガッシュ昭島(D3)
「父がラグビーをやっていなかったら、自分もラグビーはやっていなかったと思います」
父はジャパンラグビー トップリーグの東芝府中ブレイブルーパスで活躍し、日本代表にも名を連ねた経験のある小山田淳氏。その背中を追うようにラグビーを始めた小山田裕悟が、クリタウォーターガッシュ昭島の今季ホストゲーム最終戦で、新たな一歩を踏み出そうとしている。
チームに合流してまだ約2カ月。巡ってきた出場機会にも動揺はない。「サインなど、まだ完璧に覚え切れていない部分がある」と課題を口にしながらも、「試合までにしっかり整理したい。いまは楽しみのほうが大きい」と前を向く。
小学生まではスタンドオフとしてプレーしていたが、中学校進学とともにスクラムハーフへ転向。その後は一貫して9番を背負い続けてきた。転機となったのは桐蔭学園高等学校時代だ。現在、日本代表のスクラムハーフとして活躍する齋藤直人から直接指導を受けプレーの基準が大きく引き上げられた。
「パスのスピードや質だけでなく、ラックへの寄りの速さや、その前に何を考えているかなど、すべてが勉強になりました」
その経験は、判断と選択を軸とする現在のプレースタイルの参考となっており、その根底にあるのは冷静さだ。
「スクラムハーフはチームの中心。気持ちを出すことも大事ですが、流れを止めないようにゲームをコントロールすることを意識しています」
熱量と冷静さ。そのバランスの中で試合を動かすことを、自身の役割としている。今回の試合はリザーブからのスタートとなるが、その立場にも迷いはない。
「リザーブからなので、メンタル面では過度に緊張せずにプレーできると思います。その中で自分の持ち味をしっかり発揮し、チームに良い流れをもたらせるよう準備し、最後は勝って終われるように頑張りたいです」
父の背中を追って始まったラグビー人生。その歩みはいま、受け継ぐ側から、自ら試合を動かす側へと確かに移りつつある。デビュー戦でどんな一歩を踏み出すのか。その答えは、今季ホストゲーム最終戦のピッチで明らかになる。
(匂坂俊之)



























