NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン3 第12節
2026年4月12日(日)13:00 AGFフィールド (東京都)
クリタウォーターガッシュ昭島 vs 狭山セコムラガッツ
クリタウォーターガッシュ昭島(D3)
クリタウォーターガッシュ昭島の田草川恵(たくさがわけい)選手開幕から2試合、田草川恵はプロップとして先発出場を続けていた。だがチーム事情でフッカーへの挑戦を余儀なくされる。その後、再びプロップに戻り、一時はリザーブを経験した。しかし、第9節の中国電力レッドレグリオンズ戦で先発復帰すると、以降はプロップとして定位置を取り戻す。それでも、フッカーとして過ごした時間は決して無駄ではなかったと彼は言う。
「フッカーを経験して、スクラムでプロップとしてどう動くべきかが分かるようになった。それが経験として生きていて、今季はスクラムが向上したと思う」
一時期フッカーに転ずる必要に迫られた田草川だが、その経験が活きているという(写真手前、左プロップ)今季から、新たに取り組んでいることもある。試合映像を見返し、良かった点と課題をノートに書き出すレビューの習慣だ。「良い部分は伸ばし、悪い部分も何度もチャレンジする。その繰り返しで精度が上がってきた」と、自ら考え、言語化することでプレーの理解を深めている。また、後輩ができたことも大きな変化の一つだ。教える立場になることで自分の動きを見直す必要が生まれた。動画を見返さなければ説明できない場面もあり、その過程で、自分のプレーや判断の精度をより深く理解できるようになったという。
こうした習慣を支えているのは、日々の自己管理だ。朝5時台に起床し、トレーニングやコンディショニングに時間を充てる生活を続ける。「Win the morning, win the day」という言葉を体現するように、その積み重ねが成長につながっている。
今季、個人としては着実に成長を感じている田草川だが、チームとしてのディビジョン2昇格はかなわなかった。来季に向けて彼がチームに最も必要だと考えているのは、メンタルの強さだ。
「疲れや仕事の言い訳を排し、まずは気持ちを切り替えること。練習は練習、仕事は仕事。そこを意識できれば、プレーにも余裕が生まれると思います」
こうした日々の努力の先にある人生の目標はシンプルだ。
「幸せになること」
毎日の積み重ねが明日の自分をつくる。その確信が、これからの田草川の人生を彩っていく。
(匂坂俊之)



























