NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン1 第16節(リーグ戦)カンファレンスA
2026年4月25日(土)14:30 熊谷スポーツ文化公園ラグビー場 (埼玉県)
埼玉パナソニックワイルドナイツ vs 三菱重工相模原ダイナボアーズ
埼玉パナソニックワイルドナイツ(D1)
「小さいころから、ワイルドナイツのジャージーを着てプレーすることが夢でした」
群馬県伊勢崎市で生まれ育った齊藤誉哉にとって、埼玉パナソニックワイルドナイツ(以下、埼玉WK)でプレーすることは、すなわち自身の夢を叶えたことと同義だ。
かつては群馬県太田市に本拠地を構えていた埼玉WK。齊藤の実家から「3、40分ほど」の距離にあったため、練習試合にもよく訪れていたという。桐生第一高等学校へと進学したのも、OBの霜村誠一氏が監督ゆえ。それほど野武士軍団に焦がれた。
憧れのチームでプレーする、という夢を叶えたのは2023年のこと。「周りはすごい選手ばかりで、試合に出るのは簡単ではないと分かっていましたが、それでもここでプレーしたいと思って」入団を決意。昨季、念願の初キャップを獲得した。迎えた今季は、ここまで11試合に出場。途中出場が中心ながらも、グラウンドに立ち続けることで着実に役割を広げてきた。
その中で、さらなる成長の機会が訪れる。シーズンが深まり、プレーオフトーナメントに向けチームの完成度を高めるべく、アドバイザーのトニー・ブラウンが来日。約1週間、指導に加わった。齊藤にとっては、かねてより憧れていた存在の一人である。
「まさか直接教わる日が来るとは思っていませんでした。でもいまは、それが当たり前のようにある環境でプレーできていることが幸せですし、毎日が楽しいです」
さらにバックスコーチのベリック・バーンズからは、スタンドオフとしての視野やゲームの組み立て方について細かな指導を受けている。
「たとえばラインアウトがうまくいかなかったときにどういう選択をするか。会話しながらフィードバックをもらっています。『この選手はこういう特徴があるから、こういうスペースを与えよう』といった、周囲を生かす判断も教えてもらいました」
これまで重視してきたゲームメークに加え、“仲間の特徴を生かす”視点が加わったことが、プレーの幅を広げている。
とはいえ、現状に満足はない。11試合中10試合がリザーブからの出場。「もう少しプレータイムが欲しい」と率直に語る。「(バックスなら)9番以外はどこでもできる」というポリバレント性はチームにとって大きな武器だが、本人の思いは「やっぱり先発で、もっと若い番号で出たいです。80分出て、チームに貢献したい」。
齊藤に、現在の夢を聞いた。
「このチームで優勝したい。そして、その優勝メンバーに入りたい。そのためにはしっかり毎週成長しないと。憧れだったチームで、優勝の瞬間にグラウンドに立っていることがいまの夢です」
叶えた夢の、その先を叶える。
(原田友莉子)



























