NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン1 第16節(リーグ戦)カンファレンスB
2026年4月26日(日)14:30 秩父宮ラグビー場 (東京都)
リコーブラックラムズ東京 vs トヨタヴェルブリッツ
トヨタヴェルブリッツ(D1)
ボート競技で培った体力はラグビーでも武器に。「自分のフィットネスにはプライドをもっています」と語るトヨタヴェルブリッツのザック・ギャラハー選手今節が第11節・浦安D-Rocks戦以来の出場となるザック・ギャラハー。ニュージーランド出身で、マオリ・オールブラックスに選出された経験を持つ24歳は今季、度重なるけがに悩まされ思うようにプレー時間を伸ばせなかった。それでも久しぶりの出番に「ジャージーを着てピッチに戻れることが非常に楽しみ」と笑顔を見せた。
いつも紳士的で優しい人柄の持ち主だが、意外な経歴をもつ。高校時代はボート競技の選手で、国内の試合で全国優勝を果たすなど将来を嘱望される選手だった。
「ニュージーランドでボートはとても人気のあるスポーツです。しばらく乗っていないですけど、クルセイダーズにいたときはプレシーズンでボートを漕いでトレーニングすることもありました」と懐かしむ。
しかし、腕のけがなどもありボートは断念。ラグビーに専念することになるが、当時培った体力やメンタルはいまも大きな武器となっている。
「ボートでは2kmのレースがあったんですけど、レースの終盤、どれだけ疲れていても漕ぎ続けないといけないし、それは今までで一番苦しかったと言っても過言じゃないくらい過酷でした。ラグビーでも苦しい場面はありますけど、そこでパワーを出すための“最後の燃料”というか、そういったものをもち合わせていますし、自分のフィットネスにはプライドをもっています」
陸上と水上、一見すると異なる競技だが、ラグビーとボートには共通点も多い。厳しいトレーニングによって鍛え上げられた肉体はもちろん、ギャラハーが行っていた4人乗りや8人乗りのボートでは、全員の息を合わせて漕ぐことが不可欠。それはラグビーにおいても同様で、攻守において連動性が欠けるとスキが生まれパスもつながらない。「One for All」という言葉は、どこかボートの“オール”とも重なって聞こえる。
「今節はニュージーランドから両親が試合を観に来てくれるので楽しみなんだ」と語るギャラハー。ボートとラグビーで鍛え上げたフィットネスとメンタルを武器に、チームを勝利へと導く。
(斎藤孝一)



























